しか先輩のブログ

「正しい人の口は知恵を実らせる。しかし、ねじれた舌は抜かれる」

「優秀な若者ほど自民党支持者多い」社会はかなしい

 

「売り手市場が続いてほしい」——20代が希望の党より自民党を支持する理由 | BUSINESS INSIDER JAPAN

「優秀な若者ほど自民党支持者多い」っていうのはもっともだし、とてもわかるんだけど、さみしい。

 

おそらく今どの野党も政権をとれる状態にはないと思う。財政、金融、エネルギー政策など多様な分野に詳しい人がいるのは自民党だけ。海外の要人とパイプがあるのもほとんど自民党議員だろうし。

 

だから、国家公務員の方だって分野によっては、多分野党からの質問って「どうしてこんなこと必要なのかなぁ、この質問って的得てないし必要ないんじゃないか」ていう感じなのではないか?

もっともだ。

「目の黒いうちは民主党にだけは絶対入れない」と誓った若者が2017年の選挙を語る - かくいう私も青二才でね

 

何事をやるにしても、まずプレイヤーにならないと本気でやる意味がない、といわれる。政治家になりたいのなら、自民党を選ばないと意味がないし、国際協力分野であの国の開発を支援したい!と思うのなら、外務省に入らないと意味ない。

社民党で戦っても自分の力では何もできないことを悟るだけだし、小さなNGOで現場で草の根国際協力してもただただ権力を前に批判するだけ、になってしまうからね。うん。たしかに、そうなんです。

 

だから、「頭のいい」若い子たちは自民党に入るし、官僚になる。

でもどうしても思ってしまうのは、ロジカルで、頭脳明晰で、相手に寄れる人が非プレイヤー側にいけない社会ってどうなんだろうか・・・。

 

人口減少が進みに進む30年後、わたしたちはそういう社会で「最低限度の生活」で生きていけるのだろうか。そのとき私は53歳。

安倍晋三さんは93歳、菅直人さんは101歳、山尾志桜里さんは73歳、音喜多駿さんは65歳、小泉進次郎さんは66歳か。(ちなみにトランプさんも101歳。)

 

80歳まで働く人がほとんどの時代。

いま年金を収めてても、それ以下しかもらえない時代。

おそらく中国の国力がめちゃくちゃのびて、「頼れるアメリカ」なんていない時代。

 

このときのために、私たちはいま誰に何を求めればよいのだろうか。

こんな時代になるんだったら子供なんて生むんじゃなかった、子供がかわいそうすぎる、なんて思う50年後、100年後をむかえるなんてごめんだ。

そもそも坂本竜馬的なものを求めてしまう姿勢そのものが「何もしてないじゃないか!」と言われてしまうかもしれない。そしたら私は何をすれば正解なんだろうか?

 

賢い人ほど自民党に流れる社会の中でどういう選択をすれば、ちょっとはいい時代を迎えられるのか、考え続けねば。